アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い

以下では、日本人にとって分かりやすくするため、発音記号以外にもカタカナ表記もしておきます。もちろん、カタカナでは正確な発音は表現できませんので、ご注意ください。

 

1. R の発音
大きな違いの一つとして“R”の発音があります。

アメリカ英語のRはすべて発音されますが、イギリス英語では、Rの発音は母音の音に変化します(単語の先頭のR以外)。すなわち、アメリカ式のRでは舌を巻いて発音されますが、イギリス式では、そのまま伸ばして発音されます。

 

例えば
here は、
(米)ヒア-: hɪˈər  (英)ヒェー: hɪˈə 

door は、  (米)ドア-        (英)ドー 

と聞こえます。

 

2. Aの発音

すべての”A”ではありませんが、アクセントが置かれる場合の”A”の発音に違いがあります。

例えば

can は、 (米) キャン: kæˈn  (英) カーン: ka:n

となります。

やはり、皆さんもアメリカ英語の方に馴染みが深いのが分かりますよね。

ただし、例えば

count は、 (米) キャウントゥ:  kæunt     (英) カウントゥ: kaunt

となって、イギリス英語の方が分かりやすいかもしれません。

 

3. Tの発音

”T ”の発音については、イギリス英語の方が日本人にとって分かりやすいです。

イギリス英語では、そのまま、”t”と発音すればいいのに対して、アメリカ英語では、単語の頭に来る”T”以外では、日本語の「ラリルレロ」に近い発音となります。

例えば、better は、 (米) ベラー  (英)ベター

と聞こえます。

また、アメリカ英語では、”t”が”n”の後に続く場合には、”t”の発音が脱落してしまうことが多いです。

例えば、center(英国式の綴りはcentre) は、

 (米)セナー: seˈnɚr  (英)センター: seˈntɚ

となります。

 

4. Oの発音

”O”は強くアクセントが置かれる場合、アメリカ英語では、「ア」に近い発音になることがあり、イギリス英語ではそのまま「オ」と発音されます。

例えば、

hot は、  (米)ハットゥ: haˈt  (英)ホットゥ: hɔˈt

となります。

 

 

補足としてお話しますが、カナダ英語はアメリカ英語に近く、オーストラリアとニュージーランドの英語はイギリス英語に近い発音がされます。

カナダ英語は、米国式の発音との違いは少ないので、あまり意識する必要はないと思います。例えば、カナダ出身のマイケル・J・フォックスやセリーヌ・ディオンの英語を聞いていても、あまり違いは感じられないはずです。

 

一方で、オーストラリア英語の最大の特徴は、アメリカ人やイギリス人が”ei”と発音する単語を ”ai”と発音するところです。これは慣れるまでは、かなり日本人を悩ませます。

例えば、today は 「トゥダイ」というように聞こえます。

 

以上の発音の違いは、一応は知識として覚えておいてから、実際に多様な英語を聴くことによって、その違いを身に付けていきましょう。