聞き流しの効果

よくある質問のうちで、「リスニング用のCDや海外の放送を聞き流すだけでも効果がありますか?」というものがあります。

 

このような「英語は聞き流すだけでも効果があるか」という問いに対して、「効果はあるけど、その効果は小さい」というのが私の答えになります。

それでは以下に、その理由をお話します。

 

例えば、1日6時間、英語教材のCDをかけっ放しにしていたことを想像してください。その間は、仕事をしたり、家事をしたりしているわけですから、その大部分の時間は英語を聴いていません。しかし、まったく耳を傾けていないわけではなく、時折、英語の内容を意識して聴いている瞬間があります。そういった瞬間が1時間のうちで2~3分あったとすると、6時間聞き流しているとすれば、1日のうちで、しっかり聴いている時間は合計で15分前後になります。

すなわち、6時間CDを流して、わずか15分しか集中してリスニングしていないことになります。

 

これでは、あまりに学習効率が悪いとは思いませんか?

そのくらいだったら、1日のうち、15分だけ集中してリスニングした方が時間を有効に使えると思うはずです。

 

また現実に、1日6時間も英語のCDを流すことができるのは、専業主婦か自宅で仕事をしているSOHOの人くらいです。

大半の方は聞き流しするとしても、1日2時間くらいが限度なので、しっかり聴いている時間は1日5分くらいとなり、リスニング学習時間としては短か過ぎます。

 

そういった理由から、聞き流しは時間をかける割には効果が小さいのです。ですから、「聞き流し」を売りにしているような教材であっても、現実の使用法としては、1日15分程度の時間を割いて、集中して聴いた方が効果が大きいのです。

 

なお、私は「聞き流し」のすべてに否定的な考えを持っているわけではありません。

例えば、病気で1日中寝ている時などには、英語のCDをかけっ放しにしていても、耳を傾けている時間が通常より長いと思われるので、十分な効果があるはずです。

また、病気で寝ている場合ではないとしても、特に他の仕事に集中しているわけでなければ、CDに耳を傾ける時間が長くなり、それなりの効果が期待できます。

 

つまり、聞き流しをしている間、どれだけの時間を英語の内容に意識を向けられるかによって、リスニングの学習効果が決まってくると言えるのです。

 

以上の点をしっかり理解したうえであれば、

CM等で有名な英語教材 スピードラーニングも十分に活用することができて、効果も上げられると思います。