英語構文の把握の重要性

リーディング力を高めていくためには、「構文を把握する力を養うこと」と「ボキャブラリーの強化」が不可欠です。後者については、ボキャブラリーの強化 の章で詳細を説明していますので、ここでは、英語構文の把握についてお話します。

 

まず、構文というのは文の構造です。

構文を把握するというのは、英文を読みながら、どこまでが主語で、どれが述語で、どれが目的語か、などを把握しながら読むということです。例えば、次の文章を見てください。

 

I have a dream.

いわゆる、S+V+O の文型で、I が主語で、have が述語で、a dream が目的語です。

 

こんなに短くて簡単な文章では、構文を把握することなど意識しなくても英文を理解することは可能なので、構文把握の必要性は感じないと思います。しかし、文章が長く複雑になってくると、構文を把握するというプロセスを抜きに英文を読むと、十分に内容を理解することができなくなります。例えば、次の英文は最近のBBCニュースで取り上げられた文章です。

 

Tens of thousands of people in the Philippines have had to wait for hours in the hot sun to cast their votes due to problems with the new automated voting system.

(フィリピンの数万人の人達は、新しい自動投票システムのトラブルによって、炎天下の中で投票するために何時間も待たなければならなかった。)

 

構文を把握しながら読むと、”Tens of thousands of people in the Philippines”が主語で、”have had to wait”が述語(自動詞)で、”for hours in the hot sun”と”to cast their votes”と”due to problems with the new automated voting system”がそれぞれ修飾語(副詞句)です。

学校時代の英文法の学習に戻ったようで嫌気がする方もいらっしゃると思いますが、実際に英文を読むときには、文法用語を意識しないまでも、文の構造を把握しながら読むことが絶対に必要です。

まだ慣れないうちは、主語や述語の切れ目に鉛筆でスラッシュ「/」を引くことによって、自分の目で文の構造を見やすいようにするのも良いと思います。

 

特に、海外生活の経験が少しあるなどでボキャブラリーに自信がある人の中には、構文を意識しないで単語力だけで英文を読んでしまう人がいます。このように単語力だけに依存して英文を読むと、内容をまったく誤って理解してしまうことがあります

逆に、単語力が少しくらい乏しくても、構文を正確に把握して読むことができれば、知らない単語も推測できることもあります。

 

皆さんもこれからは、英文を読む時には、文章の構造を意識しながら読むように習慣付けてください。

 

なお、この英語構文の把握のテクニックを分かりやすく解説したリーディング専用の人気講座がありますので、紹介しておきます。 リーディングに苦手意識がある方、どうしても英文和訳する癖が抜けない方には特にお勧めできます。

 

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