得意分野を作ろう

前に英語学習のモチベーションを上げるには、目に見える成果を上げることが大切だということをお話しました。

そこで、この章では、目に見える成果を上げやすくする方法をお話したいと思います。

 

英語力には、大きく分けて、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つのスキルに分かれ、さらに、学習項目で言えば、ボキャブラリー、英文法、発音なども加わります。

バランスの取れた英語力を身に付けるには、当然のことながら、すべての分野を満遍なく学習するのが理想的ですが、普段、日本で、英語を使わない生活をしている大半の日本人にとって、何よりも時間的な制約がネックになってきます。

そこで、すべてのスキルを同時並行して学習するのではなく、自分にとって優先順位を付けて、特に伸ばしたいスキルを重点的に学習するというのが現実的、かつ効果的です。

 

どのように優先順位を付けるかですが、まず、自分が必要としていることを考え、そこから伸ばしたいスキルを決めるのが良いです。

例えば、海外のペーパーバックを原書で読みたいという夢を持っている人は、リーディングの学習を重点的に行って、そのために必要になるボキャブラリーの学習も行うという形が良いでしょう。また、字幕なしで映画を観たいという夢を持っている人は、DVD映画によるリスニングの学習を重点的に行うのが良いでしょう。

そのようにすれば、割と短期間に学習の成果を感じるようになり、もっともっと頑張ろうを気持ちになってくるものです。逆に、すべての分野を満遍なく勉強しても、なかなか成果を上げにくいので、途中で全部投げ出してしまうこともあり得ます。

 

また、リーディングばかり、とかリスニングばかりの学習をしていても、それぞれのスキルは密接につながっていますので、必ず他のスキル向上にも役に立つことになります。ですから、たとえリーディングの学習ばかりしてきた人が後から、リスニングの学習を始めたとしても、既に相当の下地ができているので、学習効率がとても高くなっているはずです。

 

最後に、得意分野を持つことのメリットとしては他にも、「自分の英語力に自信が持てる」ということです。例えば、英会話はまだまだでも、洋画を字幕なしである程度は楽しめるようになっていれば、これは相当な自信です。英語に劣等感を抱かないようになれば、他の分野の学習にも前向きに取り組めるようになるはずです。