英語はスポーツと同じ

英語に限らず、語学はスポーツに似ているところがあります。

語学以外の学問、例えば、法律や歴史、数学などとは学習方法が大きく異なります。

 

どういう点が、スポーツと似ているかというと、「まず理屈より実践、しかし理屈を覚えることも大事」といった点です。もっと端的に言えば、英語もスポーツも、理論と実践の両面からトレーニングする必要があるという点が共通しています。

 

例えば、英文法を覚え、発音を覚え、英語に関する知識をしっかり固めたとしても、当然のことながら、それだけでは英語は話せるようになりません。「習うより慣れろ」ということで、多くの英語を聴いて、多くの英語を話すことで、体感的に英語力は身に付いてきます。

それでは、英語の学習には理論は要らないのではないかということになりますが、英文法の章でもお話した通り、大人が外国語を学習する際には、理論の学習を抜きにすると、非常に学習効率が悪くなります。大人が幼児のように理屈抜きに英語を覚えようとすると、理論を学んだ場合に比べて、何倍も多くの時間がかかるはずです。

 

スポーツも昔は、「理屈は要らないからとにかく練習しろ」といったものでしたが、現代スポーツでは、理にかなった正しいフォームとか、得点を挙げやすい戦略の研究など、理論を学ぶことが重要になっています。

したがって、スポーツでも効果的な練習をするには、理論を理解したうえで、実践トレーニングを行う必要があるのです。
例えば、テニスでも、ただ打ち合ってラケットを振り回すのではなく、その前に正しいフォームを身に付けた方が、上達は速いということです。
しかし、正しいフォームをいくら習っても、最初のうちは、なかなかその通りにラケットを振ることができません。そんな時は、まずは頭で分からなくても、見よう見真似で、練習に入ることです。そのように練習を続けていると、ある瞬間「正しいフォームはこういうものなんだ」と分かる時が訪れます。これが、先に実践してから、後から理屈も理解できるようになるということです。

これは、そのまま英語の学習にも当てはまります。
英語学習の基本的な練習は、文法などの理論を覚えてから、英文を音読するというものです。
しかし、どうしても文法が理解できないという場合には、とりあえず
理屈抜きでその英文を覚えてしてしまいます。そうすると、いつか理屈も理解できるようになります。

このように、理論を覚えるのと並行して実践を繰り返すのが英語の効果的な学習方法になります。