英会話教材の活用

前章では、いずれ英会話学校に通うつもりであっても、先に会話の基礎作りをした方が良いとお話しました。

英会話の基礎力を付けるためには、「1000時間ヒアリングマラソン」などの教材でリスニング力のアップを図ってもいいのですが、もう少し初級者にも取っ付きやすく、かつ日常会話に特化した教材としては、テレビCMや新聞広告などでもお馴染みの 「スピードラーニング」があります。

 

私は英会話の機会から遠ざかっていた時期に、英語を忘れないようにするため、このスピードラーニングをiPod に保存して、よく聴いていました。

 

この教材は、「英語のナレーションの後に日本語が入るスキット」と「英語だけのスキット」の2つで構成されています。

このナレーションで使われている英語は日常生活でよく使う表現がほとんど網羅されており、ここで使われている表現を大部分覚えることができれば、日常生活のほとんどの場面で対応できる英会話力が養われるはずです。また、英会話のフレーズを目からではなく、耳から覚えるのも語学学習としては、とても自然です。

 

ただし、広告では「聞き流しだけで十分」といった趣旨のことが書かれていますが、その点については過度な期待はしない方が良いでしょう。聞き流しだけでも、ある程度の効果は期待できると思いますが、その場合、英文が記憶に定着するのには、かなりの回数を聞く必要があります。具体的には、個人差はありますが、一つのスキットを10回~15回も聞けば、大部分を覚えてしまうでしょう。しかし、聞き流しにそれだけの時間をかけるくらいだったら、ある程度は集中して聴く時間を作って、耳から覚えた英語表現は極力、自分でも口に出して繰り返してみた方がかえって短い時間で効果を上げられると思います。また、実際にやってみれば分かりますが、同じスキットを10回以上もただ聞いているだけだと、飽きてきて眠くなります(私だけかも?)。

 

そんなわけで、この教材を120%活用するためには、ナレーションの後に続いて、声に出して繰り返してみることが非常に効果的です。これは「シャドーイング・リピーティングの効用」の章でも紹介しましたが、いわゆるリピーティングになります。英語の音声に続いて、自分のペースでゆっくり繰り返してみてください。聴いただけで正確に繰り返す自信が無い場合には、テキストを見ながらでも英語を実際に口に出すことによって、リスニングとスピーキングの力が同時に養われます。

この教材は、英語の音声の後に、4秒くらいの間がありますので、このリピーティングをするのにとても適しているのです。

 

この教材で使われる英語表現は、日常会話で頻繁に使われるものばかりなので、できるだけ記憶したうえで、英会話学校や海外旅行で積極的に使ってみてください。

 

私自身は、この教材のスキットの中で、特に使えると思ったフレーズが入った英文を抜き出して、パソコンと携帯電話に保存しています。そして、空いた時間に 見返して、音読したりしています。この方法は極めて有効で、今では、これらのフレーズは何も考えなくても、反射的に口から出るようになりました。このように、頭で考えずに、反射的に言葉が出るということが英会話学習にとってとても大切なのです。

 

そんな訳で、単に聞き流すだけでなく、自分でも工夫するなど、能動的に活用をすることで、スピードラーニングという教材はなかなか使えるものだと思っています。 

 

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