a と the の使い分け

冠詞の a と the を完全に使い分けられる人は中級レベル以上であっても少ないようです。

かく言う私も、TOEICで800点を超えてからも、これらの冠詞をほとんどいい加減に使っていました。そんな私も、プライベートレッスンを受けていたオーストラリア人から英文日記を添削されたことによって、その違いが少しずつ分かるようになってきました。

文法書の中には、とても難しい解説がされている本もありますが、あまり理屈を考えなくても、使い分けのポイントがあるので、例文を挙げながら、できるだけ分かりやすく説明していきたいと思います。

 

1. 初めて出て来る単語には原則として、a(an)、2回目からは、the を使う

 

a は特定されていない名詞の前に付き、the は特定された名詞の前に付くのが基本なので、まずは上記の使い分けが原則になります。

例文を見てみましょう。

 

A.  I work for a trading company.(私は商社に勤めています。)

 

B.  I think I fit in the company.(私はその会社に合っていると思います。)

 

上の B では、company を使うのは二度目になり、どの会社か特定されているので、the を使うのが正しいことになります。

 

 

2. 初めて出て来る場合にも、文脈上で特定できる名詞の前には、the を使う

 

これも例文を見ながら、使い分けを理解しましょう。

 

A. Could you call a taxi for me?(タクシーを呼んでもらえますか。)

 

B. Could you give me a ride to the station?(駅まで送ってもらえますか。)

 

上の A では、どのタクシーを呼ぶのかは特定していないから、a を使い、

B では、話者の間では、どの駅に送って欲しいのか特定しているので、the を使います。

 

 

3. 最上級、関係代名詞節など名詞を限定する修飾語が付く場合は,the を使う。

 

以下の例のような場合も、名詞が特定される言えるので,the を付けます。

 

That is the biggest problem.(それが最大の問題だ。)

 

The man I met last month killed himself.(先月会った男性は自殺した。)

 

The only reason is that recession is getting worse.(唯一の理由は、景気が悪化していることだ。)

 

He is the king of commedy.(彼はコメディーの王様だ。)

 

 

4. 世界に一つしかない物には、the を使う。

 

the sun,  the moon,  the world, the empire state building  など

 

 

その他にも、特定されていなくても、例外的に、楽器を弾く場合には、楽器の前に、the を付けます

 

play the piano, play the guitar など

 

以上のところで、a と the の使い分けに関しては、90%以上は網羅されていると思います。

まずは、ここで挙げた基本的なポイントは確実に押さたうえで、多くの英文を冠詞に注意しながら読むにようにしてください。そうすれば、冠詞の使い分けは自然にマスターできるはずです。

 

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